“銀河に到れり隠路あり。粲粲の天と深潭な地より拓く。瞬き出ずる生命の気機。億兆相抱き衆星に致さん。太極に立つ人。意なり。”

創造とは即ち霊的成長の過程を経験しながら巨きなエネルギーを空間伝播させていく行為と考える。

銀河の眩い天体に摩利支天の如く渾身込めて撃ち放つ霊力の矢は、宇宙空間で瞬く間に拡大し共鳴していく。力を得る。雷光の閃きを観ずる。意識の領域を拡張させ、魂を進化させていく。

古人は北極星の輝きを目印に暗澹な闇夜を歩いた。地図なき困難な旅。然し北斗七星の導き有り。天体の加護有り。

信じ導かれ進む人は共鳴原理を体得する。大志が太乙に通じ大徳となり、霧中でも新たな道を夢中に踏み固めていく。

直観を駆使して時空間の彼方に遍満する創造の源泉に接近する。この世に未だ存在しないモチーフ、リズム、パターンを宇宙的な響きを感受しながら具現化していく。研ぎ澄まされた精神と神経が映し出すその姿は、自己の予想を遥に超える力強さと深邃な魅力を顕現させてくれることがある。

一秒間に500万個の割合で死に、新しく入れ替わり続けている60兆個のヒト細胞。30億のDNA塩基対と2万以上の遺伝子。腸内に住む微生物は1,000種類以上、個体数は100兆を超える驚異。体表面にも夥しい数の微生物が存在しヒトと共に生きる。

人体のミクロコスモス。見えざる領域の生命現象、共生、相互作用。

それら全てに創造の矢のシグナルを伝達させ、マクロコスモスとつなげていく。

その方法は。

巨大ゴングの振動が有する計り知れない力。時空間伝播共鳴力。

畏敬心を抱き対坐する私の創造の伴侶は巨大なゴングである。

ゴング振動は銀河系まで共鳴しているようなダイナミックな趣があり、未知なるDNAを呼び醒ます力をそこに感じる。巨大振動を全身に浴びせ、脳、内臓、神経組織、循環器組織、リンパネットワーク、チャクラ、経絡に光の矢をうち続ける。

DNA→mRNA→プロテオーム→タンパクのセントラルドグマのパターンさえゴング振動で変革せしめんとし、進化に資する情報を細胞合成していく。

生命の設計図の再構築。命の刷新。

その行為はさながら神事的であり、新たな神話のはじまりが予感される。

得も言われぬ感動で心が震え、生命覚醒を全身全霊で経験する。涙が自然と流れる。世界に溶け込み、我と外の境目が消失していく。

私にとって創造・芸術とは、このように魂の進化に関わる霊的成長の総体である。

創造行為と神秘体験による覚醒と変容を一度経験すると、社会生活を一変させ、価値観・視野・貢献の先を再検討せざるを得なくなることがある。苦痛、葛藤、焦燥が付きまとう。しかし、実はその渦中こそ霊的成長に極めて重要であり、真の師と友に巡り逢う過渡にある。

餓鬼畜生が自己解体のカオスへと駆り立てる地獄に臆することなく、煉獄で本当の自己と向き合い続ける勇気を得て、天堂へと至る。

光、愛、知、可能性に満ちる世界へ。

天と地の対極を経験し、響きのレベルを拡張させていく者。奏でるメロディーの美しさは筆舌尽くし難し。

真に己を知った者の静かな強さ。

生まれてきた意味に開悟し、生命力が爆発的に増大していく。

数十億年もの生物進化の過程で発展させてきた神経細胞におけるサイキックエネルギーシステムの回路も呼び覚まされ、ヒーリング能力、共鳴力、閃きの力が高まる。場の力も向上する。

魂の希求に応答した判断力と行動力さえも飛躍する。

その人が放つオーラが放物線を描くように高まり、シンクロニシティが頻発し、類稀なる創造性を有する光の存在として影響力が大きくなる。

絵の閲覧者の魂の進化に貢献し、銀河に満ちる巨きな力が流入し続けんことを祈念いたします。

新しい生命の神話を生み出し、人生を切り拓いてください。

ありがとうございます。