3月下旬の戸隠。農村部の雪は解け、野菜の育苗が始まる時期となりました。
冬期は静かな里山も、軽快なトラックの走行音が賑やかな春をむかえています。
ここのえでは、身土不二の考えのもと、お料理には地の物と自家菜園の野菜を積極的に使用しています。
当農園は、本日から育苗を開始しました。
育苗で特に大切なこと。それは、苗床(育苗土)と生育環境(主に温度・湿度)。
農家の先輩から教わった戸隠に古くから伝わる農法と、土壌微生物の視点を交え、今年もトライしていきます。
戸隠移住後、大切につないできた種子、一つひとつ丁寧に播種していきます。今では、畑で栽培する野菜の半分以上が自家採取の種子となりました。
また、戸隠で昔から継承されてきた種子を農家の方からお譲り頂き、今年から新たに数種加わりました。
野菜のバリエーションが毎年少しずつ増えていくのは、嬉しいことです。
新鮮で美味しく、安心・安全な野菜栽培ができるよう、努めてまいります。
本日播種を行った種子。時期を見て、他の種類も順次行っていきます。
苗床の土づくりは、育苗の要諦。冬の間、昨年の取り組み内容のフィードバックを行いました。良い点・改善点を踏まえ、ブラッシュアップを目指します。
3月下旬とは言え、夜中は氷点下となります。保温環境を整え、その上に苗箱を置きます。
水分補給は山からの伏流水を使用しています。雪解け水のため、ギンギンに冷えています。圃場のすぐ脇に水が流れており、非常に有難いです。
育苗環境づくりに1年間じっくり発酵を進めた堆肥を使用。久しぶりに切り返すと、カブトムシの幼虫が出てきました。
自家用の露地栽培の行者ニンニクは、早朝の降霜にびくともせず、スクスク生育しています。
野菜の育苗を開始しました
更新:2019/03/26