耐寒性に優れたセリ科の人参は冬にマイナス10℃を下回る戸隠でも越冬可能です。
昨年の夏に種子を播いた人参のうち大きくなったものは順次収穫していたのですが、未だに数cm〜10cm以下の小さいものが畝に幾つかありました。
均一的に生育していくF1種子ではなく、在来種の種子を播いたため成長差が出ているのかもしれません。
人参は好光性種子とされ、土に播いた時に光にある程度当たっていないと発芽しません。
遺伝子発現の条件に光応答の情報シグナル伝達の関与が強く感じられるのが光発芽性の人参です。
そのため薄めに覆土しますが、風が強く吹くと表土と一緒に種子が飛ばされたり、水不足でも発芽が阻害されるケースがあります。
人参は発芽までやや難易度が高い野菜なのです。
小さいとは言え厳しい寒さに耐えて生育している人参は大切にしたいもの。
植え替えは失敗するケースもあると言われていますが、過去に2度ほどチャレンジしたところ成功率はざっと60〜70%くらいでした。
土づくりと環境セッティングに努めます。
自家製の収穫したての人参の香りの良さは素晴らしく、甘味も凝縮されているので病みつきになる美味しさです。
植え替えが上手くいってくれますように。
THE KOKONOE 代表☀
【越冬した人参】植え替えをしました
更新:2020/04/23