日本画「紫花豆」三部作をご紹介します。
第一作目はトップ写真「紫花豆と鞘」です。
描いて下さったのは東急文化村(Bunkamura)等で個展をされている実力派日本画家の栗原由子さんです。
私達は3年前から紫花豆の栽培に力を入れており、アート作品としても愛でたいと思っていました。
そこでシェフの古くからの友人である栗原さんに制作のご依頼を差し上げたところ、一流ホテルのエントランスアートの企業案件等を多数抱えられてご多忙な中にも関わらず快諾下さいました。
植物・野菜・生物をメインモチーフとして独特の技法を駆使して鮮やかな配色で描かれる絵画の求心力。
私自身ファーストインプレッションが強烈で「制作をお願いしたい!」と気持ちが昂ぶったことを今でも覚えています。
緻密さと作品が放つ華やかさは、活気あふれるニューヨークやシンガポールの街でかつて過ごされたご経験が存分に発揮されているのではないかと拝察しています。
紫花豆の絵は豆のまだら模様と鞘の自然が生み出す不均一な染みを見事に日本画の技法で美しく再現くださり、絵は明るくエネルギッシュです。
この作品は玄関口に飾っていますので、お越しの際はぜひ近くでご覧になられてください。
常に移ろい行く自然の姿を芸術家の視点と技術によってアートに形を変えることで、今までに気付けなかった紫花豆の魅力と奥深さを知ることができました。
芸術は心と空間を豊かにしてくれますね。
THE KOKONOE 代表☀
【紫花豆の日本画1】美しさ、緻密さ、華やかさ
更新:2020/05/18