温かい気候が続いています。
ビニールハウスは窓を開けていても室内は日中30℃をこえています。
この頃の高温と太陽光を吸収してグングン成長しているのがナス科の野菜です。
根が張り、成長期に入ると大きくなっていく様が日毎に目視でわかります。
標高1,000m近い戸隠でも、加温したハウス内では1ヶ月以上前に定植したミニトマトは背丈30cm以上となり、昨日の時点で脇芽が3〜4箇所から分けつしており、小さい果実の成長も始まっていました。
トマトは降雨量が少なく太陽光の照射に常にさらされた南米アンデスの乾燥地帯が原産とされ、原種は地を這うように生育している多年草だそうです。
トマトは家庭菜園でも人気ですが、その理由は果実の赤色や黄色の発色の良さに元気がもらえること、料理のレパートリーが広いこと、何と言っても生命力が強く育てやすいことではないでしょうか。
栄養価も豊富で、リコピン等の抗酸化作用が期待できる成分は美容面でも近年注目を集めています。
見てよし、育ててよし、食べてよしの三方良しのバランスが取れたトマトは上記の通り意外なほど過酷な生育環境を起源に持っています。
しかし、それだからこそ厳しい環境によって遺伝的に鍛えられ、世界各地の様々な地域でも馴染んでいけたのかもしれません。
毎年トマトの花が咲き、果実の形成が始まり、独特の香りを嗅ぐと「初夏がやってきた」感触をおぼえます。
これから成長速度がさらに早まっていきます。
野菜のスピードに追いていかれないように手入れを頑張ります。
THE KOKONOE 代表☀
【早くも果実形成】ミニトマト
更新:2020/05/21