先日のわらびは白和えにしました。
普段はすりごまを使いがちですが、今回は洗い胡麻を炒り、すり鉢で擦る工程を取り入れて、いつもより少しだけ丁寧に料理と向かい合ってみました。
豆腐感を残したかったので、裏ごしはしていません。
具材も究極にシンプルなわらびだけ。
少しのことがこんなに違うという気づき。
胡麻の香ばしさ、豆腐のまったり感、わらびの香りと歯ごたえ。
一つ一つの素材を感じるように味わう大切さ。
空腹は最高の調味料、と言われているように、何かを加えるのではなく、 食べる側も作る側も、そぎ落としてみる。
そして、真摯に向き合ってみる。
そういうことが大切だと改めて気付かされます。
そぎ落としは、手間を省くとはちがうということ。
時短では見えない・感じない世界。
創り手としても考えさせられます。
THE KOKONOE シェフ☽
【丁寧に創る】わらびの白和え
更新:2020/05/22