イチゴがなりました。
甘さの中に少々の酸味。昔ながらのイチゴという味でした。
このイチゴは2年前に戸隠の農家さんから株分けして頂いたものです。
1年目は植える場所が定まらず、あちこち移動していたため、成長が鈍く実の収穫もままなりませんでした。
結局、キッチンガーデンの脇に植えておくことにしました。
イチゴは非常に人気があるので、管理栽培の研究も盛んです。
最近では環境制御技術とデータ解析を組み合わせたIot農業にも注目が集まっています。
こうしたメソッドは驚くほど高水準であるため、イチゴ栽培は難しいと言うイメージを持つ農業ビギナーが少なくないようです。
私も最初はそのイメージを持っており、「化学農薬無しで栽培は非常に難しい」と強く主張されている農家さんもいました。
しかし、バラ科であるイチゴはもともと生命力と繁殖力が強く、生態をよく観察し、土づくりをしておけば化学農薬や化学肥料なしでも手軽に栽培できます。
むしろランナーが伸びる頃になると、旺盛な生命力にびっくりします。
とは言え、当然のことながら多収量・高品質を目指す管理栽培に比べれば量と質において遥かに劣ります。
どういう農法と達成イメージを目指すかによって成果物に大きな差が出るのもイチゴの特徴かもしれません。
そういう意味でも、農業にもビジョン・計画・フィードバック分析は必要だと思いますし、その方が面白いと感じています。
THE KOKONOE 代表☀
【株を引き継いだイチゴ】完熟果は昔ながらの甘みと酸味
更新:2020/06/10