生きることは、喜び食べること｡
医食同源　薬食帰一

食べることは人が生きる根源であり、生き方やライフスタイルの多様性が進む現代において、「自分らしく生きること」は「自分らしく食べること」、「生きる喜び」は「食べる喜び」につながるのではないでしょうか。
口から入り、私たちの血となり肉となる食材が健康に大きく寄与すると考えたとき、それは薬にも毒にもなるという話があります。
どんな食材にもいのちが宿っています。
その大元である母なる大地を考えたときの土の世界。野菜・植物の世界。調味料・発酵食の世界。
これらすべての世界に関わるのは微生物たち。
森羅万象に存在するものは大なり小なり皆つながり、互いに影響し、変化し、バランスし、そして始点は終点に帰る循環を繰り返すのです。
料理は、これらのミクロな世界の精妙なバランスを紡ぎ、イマジネーションを産み出す小宇宙。
いのちある素材を生かし、食べる人の喜びを考えたお食事を提供いたします。

”たなつものももの木草も天てらす日の大神のめぐみえてこそ”
”朝よひにものくふごとに豊宇氣の神のめぐみをおもへよのひと”
本居宜長